中高年の資産形成

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

40〜50歳の人の資産形成

子育てや定年退職など人生のイベントが増えていきます。お金がかかる時期に資産形成は難しくなります。パワーカップルなら資産形成はしやすいですが、専業主婦なら時間がかかります。それは、資産形成に充てる金額が少なくなるからです。今でも貯金がない人や少額の方も多いと思います。

老後を豊かに過ごすために

ですが、今が貯金がなかったり少なかったりしても諦める必要はありません。今から資産形成を始めれば良いのです。その方法をお伝えします。

①収支の把握

家計の収支を把握します。収入がいくらあり、支出がいくらあるか。ローンの状況がどうなっているか。多くのことを確認して、書き出しましょう。カードローンを使っている人も確認します。ポイントの一つは支払いは分散しないことです。住宅ローンや自動車ローンなどはできれば同じ金融機関が良いです。カード支払いも同じカードで使います。支払いをまとめると見えてくる物があります。あとで説明しますが、必要のないものを購入したり、サービスを受けたりしています。

②計画を立てる

年収の10%を目安に資産形成をしていきます。これは、年収が600万円なら60万円を資産形成にしていきます。600万円の可処分所得は、約460万円になります。実際には、年間を400万円で生活をするということです。もし、貯金が出来ない状態になっていれば60万円を節約して生活していきます。月に5万円です。これはそれほど難しくありません。家族4人で携帯電話が3大キャリアなら最低5000円以上削減できます。これで20000円の削減です。次は、保険です。働いている人は生命保険は入りますが、後の方は掛け捨ての医療保険です。自動車があれば自動車保険と火災保険です。医療保険も加入しなくても良いぐらいです。月に5000円以上は払う必要がありません。子供がおられるなら学資保険の加入は良いと思います。月に10000円払っていれば、これで10000円から20000円の削減になります。合わせると30000〜40000円です。他に節約できるのは、自動車や住居です。自動車は、新車で購入するよりも中古車で十分です。もし、こだわりがあればお金に余裕が出来てから考えましょう。自動車の買い替えで削減出来ます。これで50000万円は削減できます。

③削減した資金で

生活防衛資金と資産形成にしていきます。生活防衛資金は生活費の3〜6ヶ月分を貯金します。残りはNISA口座で投資信託を購入していきます。バランスは人によって違いますが、貯金を2万円、資産形成を3万円にしていきます。年間で貯金は24万円に資産形成は36万円になります。年収600万円なら月収は35万円で賞与が90万円ぐらいでしょうか。生活防衛資金は105万円は必要になります。3年で達成出来ます。月に3万円を期待リターンが5%で3年間なら投資信託で購入すると、116、1万円になります。金融機関に預けると108万円です。3年間で8万円の差がつきます。合わせると221万円になります。

新NISA元年、「投信つみたて」定着へ 20代は比率5割、長期・分散へ変化 総額13兆円

2025/02/02  日本経済新聞 朝刊  3ページ  2016文字  PDF  書誌情報

 日本の個人に「長期・分散・積み立て」の資産形成が根付いてきた。新しい少額投資非課税制度(NISA)元年となった2024年の買い付け総額は約13兆円となり、うち3割は毎月一定額の投資信託を購入する「つみたて投資枠」を使ったものだった。若い世代ほど比率は高く、20代では5割に迫った。老後への備えに対する意識は高まっている。(中略)

年代別に投資枠の利用状況を分析すると、若い現役世代ほど積み立て投資が普及している様子が浮かび上がる。たとえば20代はNISA口座経由の買い付け総額のうち、46%をつみたて投資枠を使った投信購入に充てていた。30代や40代はつみたて投資枠に振り向けた資金が1兆円を超えた。
 購入商品として人気が高いのは複数の資産を組み入れて運用する投信だ。24年にNISAを経由した買い付け総額のうち、約6割が投信に向かい、国内外の個別株を上回った。個人は投信専用のつみたて投資枠に加え、成長投資枠経由でも投信を買い付けている様子がうかがえる。
 NISA経由の買い付け額ランキング首位は三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS(イーマクシス)Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で2兆円を超えた。世界の株式を幅広く買う分散投資を低コストで実現できるとして人気を集めた。
 家計の資産形成には(1)複利効果を狙った長期投資(2)複数の投資対象を組み合わせて価格変動リスクを抑える分散投資(3)少額から購入できる積み立て投資――の3点が有効的とされている。日本の個人はかつて個別株の短期売買志向が強かったが、NISAを活用した長期・分散・積み立てが着実に広がっている。(以下略)

2025年2月2日に本経済新聞 朝刊より引用

計画は年間で

この資産形成は年間で考えます。理由は、年間通して多くのことが起きます。予想外の支出は出てきます。その時は、払いましょう。ポイントは生活防衛資金は何かあった時のお金です。使えば、必ず補充していきます。ある程度生活防衛資金が貯まれば、資産形成に集中していきます。先ほどの月3万円を5万円にすると3年でこのようになります。193.4万円になります。単純に6年間で309.5万円になります。生活防衛資金は105万円です。今まで、貯金が出来ない人が6年で400万円の資産を持つ事が出来ます。

支出を抑える方法と使う方法

支出を抑える方法は、優先順位です。例えば、生活に必要な物を減らしてはいけません。マイに食べる食品や調味料や健康を維持する為に使っているもの。先ほどの固定費見直しは、食費は入りません。反対に衣料費は減らして良いのです。ブランド物の服を着るよりもノンブランドでも良いのです。後は、併用できる物です。スポーツで使う服を休みの日に着たりします。年間で着ない服は減らしていきます。ミニマリストになる必要はありませんが、服は減らしていきます。

使う方法も大事です。良くありますが、ポイントを貯めて使わない人がいます。ポイントが使えるお店に行き使います。飲食店でランチをする時に使います。ポイントなので気にしないで使えます。ある程度が貯まれば使う練習も必要になります。亡くなる時に1番資産があっても意味がありません。時期が来たらお金を使う習慣を身につけましょう。

以上紹介した方法を実践するとお金に困らない中高年になります。

それでは、また明日。

コメント

タイトルとURLをコピーしました