一般的な家族モデルケースで資産形成はできるか(パート3)

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こんにちは。監督です。

FP2級の知識をベースに金融リテラシーの向上に貢献していきます。毎日朝7時に更新していきます。

今日のテーマは資産形成の第3弾です。

おさらいです。

45歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100円、児童手当(第一子:15歳)12万円、(第二子:12歳)12万円、資産その1:旦那さん909万円(470万円貯金、439万円(積立NISA360万円、残り特定口座79万円で運用)、奥さん332万円(積立NISA200万円、残金132万円)、児童手当(第一子)160万円、(第二子)126万円、資産その2(1,880万円:82万円差し引き後運用)

この試算は細かい設定はしていません。特に生活費の内容は精査していません。この金額以上の生活費が必要であれば、収入を増やす事が必要になると思います。実際、この収入で生活している方はいると思います。支出に対して優先順位をつけていけば良いと思います。ただ、ある程度の支出は良いです。FI REを目指すなら投資も積極的にする必要があります。収入の20%から30%を投資で運用した方が良いですが、そこまでリスクを取る必要がないのが監督の考え方です。

ラストスパートへ

46歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100万円、第一子(16歳)、児童手当(第二子:13歳)12万円、資産その1:旦那さん956万円(470万円貯金、486万円(積立NISA400万円、残り特定口座86万円で運用)、奥さん432万円(積立NISA240万円、残金192万円)、児童手当(第一子)160万円、(第二子)150万円、資産その2(1,892万円:95万円差し引き後運用)

高校進学と中学進学

第一子が高校生になるので学費が変わります。年間で45万円です。第二子の中学校を合わせると95万円になります。

47歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100万円、第一子(17歳)、児童手当(第二子:14歳)12万円、資産その1:旦那さん956万円(470万円貯金、486万円(積立NISA400万円、残り特定口座86万円で運用)、奥さん432万円(積立NISA240万円、残金192万円)、児童手当(第一子)196万円、(第二子)162万円、資産その2(1,791万円:95万円差し引き後運用)

48歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100円、第一子(18歳)、児童手当(第二子:15歳)12万円、資産その1:旦那さん956万円(470万円貯金、533万円(積立NISA440万円、残り特定口座93万円で運用)、奥さん532万円(積立NISA280万円、残金252万円)、児童手当(第一子)196万円、(第二子)174万円、資産その2(1,785万円:95万円差し引き後運用)

大学受験のお金の注意点

ここで第一子が高校卒業となります。大学に進学するなら公立か私立で変わります。年間で公立なら60万円、私立なら95万円はかかります。資産その2を使えば大学に進学をすることは可能ですが、ここで児童手当を使って、いきましょう。足りない分を援助したり、自分で働いたりと色々できます。あまりお勧めしないのは、奨学金です。しかも借りるタイプはやめた方が良いです。もし検討しているなら他の方法を考えましょう。

理由は簡単です。卒業後に奨学金を返しながら働くのはリスクがあるからです。経済状況にもよりますが、お勧めはしません。

ここで、児童手当を活用します

第一子は私立大学に進学しました。年間95万円必要になります。費用は資産その2と児童手当から出します。児童手当が約200万円と残り180万円を資産その2から出します。最初の二年は児童手当から、三年以降は資産その2から出します。

第二子は国公立大学に進学しました。年間60万円です。これも同じようにします。児童手当と資産その2から出します。

この様になります。

49歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100万円、第一子(19歳)、児童手当(第二子:16歳)12万円、資産その1:旦那さん1,050万円(470万円貯金、580万円(積立NISA480万円、残り特定口座100万円で運用)、奥さん632万円(積立NISA320万円、残金312万円)、児童手当(第一子)101万円(95万円を支払い)、(第二子)186万円、資産その2(1,829万円:45万円差し引き後運用)

50歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100万円、第一子(20歳)、児童手当(第二子:17歳)、資産その1:旦那さん1,097万円(470万円貯金、627万円(積立NISA520万円、残り特定口座107万円で運用)、奥さん732万円(積立NISA360万円、残金372万円)、児童手当(第一子)6万円(95万円を支払い)、(第二子)186万円、資産その2(1,875万円:45万円差し引き後運用)

51歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん100円、第一子(21歳)、児童手当(第二子:18歳)、資産その1:旦那さん1,144万円(470万円貯金、674万円(積立NISA560万円、残り特定口座114万円で運用)、奥さん832万円(積立NISA400万円、残金432万円)、児童手当(第一子)6万円(95万円を支払い)、(第二子)186万円、資産その2(1,828万円:140万円差し引き後運用)

52歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん250万円、第一子(22歳)、児童手当(第二子:19歳)、資産その1:旦那さん1,191万円(470万円貯金、721万円(積立NISA600万円、残り特定口座121万円で運用)、奥さん1082万円(積立NISA440万円、残金642万円)、児童手当(第一子)6万円(95万円を支払い)、(第二子)126万円、資産その2(1,824万円:95万円)

奥さんがフルタイムで働くと一気に資産が増えます

ここで奥さんがフルタイムで仕事をします。年収が250万円になります。

53歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん250万円、第一子(23歳)、第二子(20歳)、資産その1:旦那さん1,191万円(470万円貯金、768万円(積立NISA640万円、残り特定口座128万円で運用)、奥さん1、332万円(積立NISA480万円、残金852万円)、児童手当(第一子)6万円(95万円を支払い)、(第二子)66万円、資産その2(1,919万円)

54歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん250万円、第一子(24歳)、第二子(21歳)、資産その1:旦那さん1,191万円(470万円貯金、805万円(積立NISA680万円、残り特定口座135万円で運用)、奥さん1、582万円(積立NISA520万円、残金1、062万円)、児童手当(第一子)6万円(95万円を支払い)、(第二子)6万円、資産その2(2,015万円)

55歳 生活費432万円、旦那さん470万円、奥さん250万円、第一子(25歳)、第二子(22歳)、資産その1:旦那さん1,191万円(470万円貯金、805万円(積立NISA680万円、残り特定口座135万円で運用)、奥さん1、832万円(積立NISA560万円、残金1、272万円)、児童手当(第一子)6万円(95万円を支払い)、(第二子)6万円、資産その2(1,955万円:第二子の学費を負担)

2人とも卒業し、資産はこの様になります。

ここで、子供の学費は終了になります。最終的に60歳時点でこのようになります。

資産その1 旦那さん:貯金470万円、積立NISA800万円、残り特定口座250万円

      奥さん:積立NISA800万円、残金1,902万円

資産その2 2,495万円

総資産:現金470万円

    積立NISA(旦那さん、奥さん)800万円(年利5%で運用⇨1,397万円)✖️二人

    特定口座250万円(年利5%で運用⇨416万円)

    残金1,902万円

    資産その2 2,495万円(年利5%で運用)

    合計7,607万円になります。

このうち生活防衛費として470万円は差し引きます。7,137万円となります。これを年間4%で取り崩しをすれば年間で285万円となります。月間で23万円となります。

老後対策です。

これに仮に国民年金だけでも月間40万円となります。この家計なら残りの人生は安泰になると思います。そして、なぜそれぞれ夫婦で資産を分けているのか。これは、死別した時に自分で資産があれば年金だけで生活ができます。仮に配偶者の資産がなくても生活するには問題がないです。

ただし、この中には家が賃貸になっている点、自動車を購入はしていないことなど実際とはかなり違います。ただ、イメージは出来やすいと思います。

ポイントは次の通りです。

①子供が生まれる前にお金を貯めて運用していく。

②児童手当を使わないで貯金(貯蓄)をしていく。本来は資産運用をした方が18年間の時間が使える。

③入ったお金を先に引いていく。奥さんが働く時期をある程度決めていく。そして、55歳からはフルタイムで働く必要はなくなります。

④積立NISAとそれぞれの財産を使っていく。子供たちにはお金が増えていく教育をしていき、自分でお金の大切さを学んでもらうようにする。簡単にお金を渡さない。

⑤もし、途中でお金が余る様なら自己投資が出来るようにしていく。これは両親も子供も両方。将来の役に立てるなら習い事も良いです。

年収は高くないことが大事

収入はそれほど高くないですが、この様に考えれば資産は形成できます。この金額はいわゆる小金持ちです。うまくいけば1億円以上の資産を築くことも可能です。そうなる前にお金を守る知識を身につけましょう。王道の投資以外には、資産を預けないように。

最後に

以上が、家族4人で資産形成ができるか考察しました。いかがでしょうか。若干計算が間違っているかも知れませんが、ある金額を超えていけばうまくいきます。後は、贈与や控除を活用すれば税金を払わなくても資産が出来ていきます。

それでは、また明日。

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