一般的な家族のモデルケースで資産形成は出来るか(パート1)

woman falling in line holding each other お金の部屋
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こんにちは。監督です。

FP2級の知識をベースに金融リテラシーの向上に貢献していきます。毎日朝7時に更新していきます。

今日のテーマは一般的な家族構成での資産形成です。

結論は十分出来ます

モデルケースで多い。夫婦と子供二人の場合。

子供は3歳違いとします。上の子が小学校を卒業をすると下の子は三年後に中学に入学します。その時は上の子は高校生です。そして、高校卒業と同時に下の子が高校に入学。上の子が大学に進学し、下の子も大学に進学するなら大学四年生と一年生が同時になります。家から通うなら良いですが下宿となるとお金がかかります。

そして、世帯主の50歳で年収が440万円とします。この時に上の子が大学受験で、下の子が高校受験です。ここから約7年間がお金が大変な時期になります。

結婚当時に戻りましょう。

ご夫婦は同じ歳で25歳の時に結婚しました。最初の子供が生まれたのが30歳の時。下の子が生まれたのが33歳になります。実は、結婚した時からお金の計画が必要になります。最初の子供が生まれるまでにいくら資産が必要か。そして、そのあと卒業するまでにいくら必要かわかりません。

この時の考え方はこうなります。

1、子供が生まれるまでに貯めるお金

2、子供が生まれてから小学校まで入学するまでの約6年間

3、小学校から中学校まで

4、高校入学から卒業まで

5、高校卒業後の進路について

これが、子供に起きる学校関係の主なイベントです。そして、これとは別に夫婦もしくは家族に関係するイベントがあります。それは、住宅問題です。ある時期までは賃貸だと思いますが、住宅を取得するかしないかで、予算はかなり変わります。そして、車問題です。仕事の関係で車が必要でなければ所有するかは大事な問題になります。もう一つ、保険です。それぞれのライフステージによって入る保険は変わっていきます。これを時系列にするとこうなります。

結婚から30歳まで

25歳 結婚 住居は賃貸 仕事は共働き収入は旦那さん300万円、奥さん300万円資産形成に必要な資金は収入の10%とします。旦那さん30万円、奥さん30万円。この資産は別で管理をします。もし共同で資産をつくるなら旦那さんの分をメインにします。そして、奥さんの分はサブとします。これを分ける理由はそれぞれの事情で別れる時に必ず必要になります。

26歳  旦那さん330万円、奥さん330万円(資産:旦那さん63万円、奥さん63万円)

27歳  旦那さん360万円、奥さん360万円(資産:旦那さん99万円、奥さん99万円)

28歳  旦那さん360万円、奥さん330万円(資産:旦那さん135万円、奥さん132万円)

29歳  旦那さん360万円、奥さん0円(妊活のため)(資産:旦那さん171万円、奥さん132万円)

30歳  第一子誕生児童手当月に15,000円/月間=年間18万円 旦那さん420万円、奥さん0円(資産:旦那さん213万円、奥さん132万円)

ここで一旦考えましょう。

このケースであれば、旦那さんの収入と奥さんの収入を合わせると25歳時点600万円になります。この金額で生活をすると将来破綻します。理想は1人の給料で賄えるようになることです。ですから、旦那さんの収入の90%の270万円で生活をしていきます。そして、奥さんの収入は資産とは別に分けておきます。そして、足りない時だけ補填します。補填した分は年末までに補充します。これが大事になります。実際はこのようになります。

25歳 生活費270万円、資産その1:旦那さん30万円、奥さん30万円、資産その2:270万円

26歳 生活費297万円、資産その1:旦那さん63万円、奥さん63万円、資産その2:567万円

27歳 生活費324万円、資産その1:旦那さん99万円、奥さん99万円、資産その2:891万円

28歳 生活費324万円、資産その1:旦那さん135万円、奥さん132万円、資産その2:1,188万円

29歳 生活費324万円、資産その1:旦那さん171万円、奥さん132万円、資産その2:1,188万円

30歳 生活費378万円、資産その1:旦那さん213万円、奥さん132万円、資産その2:1,188万円、児童手当18万円

2人の時と違うのは、産婦人科の治療費と出産費用は、別途かかります。出産費は出産一時金が支給されます(約42万円)。生まれたあとは、子供の医療費(基本無料)、食事代、奥さんの体調管理のための里帰りなど。出産の後は体が変化しているので無理しないように。そして、旦那さんが手伝いをしたり、両親を頼る様に事前に話をしましょう。

生活費は優先順位をつけてから

生活費の中で1番目と2番目と分けます。これは、監督が考えたもので自分に合ったものを考えましょう。

①支出。家賃、保険、食費、光熱費、通信費、洋服代、散髪代、仕事着(サラリーマンならスーツ、革靴、ワイシャツ、ネクタイなど)。

②支出。交通費(自動車も含む)、装飾品、外食、趣味、旅行費など。

資産その1の運用は、半分が貯金で、半分は投資信託で運用していきます。そして、資産その2は生活防衛資金ができた分以外は投資信託で運用します。

30歳までにできた資産はこうなります。

資産その1:旦那さん213万円、奥さん132万円、資産その2:1,188万円(内訳400万円が貯金、788万円が投資信託で運用)。資産その2は奥さんが働きにいくまではそのままです。そして、できれば児童手当はそのまま貯金します。

そして、次の5年間はこの様になります。

31歳 生活費396万円、旦那さん440万円、奥さん0円、児童手当(第一子:1歳)18万円、資産その1:旦那さん、257万円、奥さん132万円、児童手当(第一子)36万円、資産その2:1,188万円

32歳 生活費396万円、旦那さん440万円、奥さん0円、児童手当(第一子:2歳)18万円、資産その1:旦那さん301万円、奥さん132万円、、児童手当(第一子)36万円、資産その2:1,188万円

33歳 生活費405万円、旦那さん450万円、奥さん0円、児童手当(第一子:3歳)18万円、資産その1:旦那さん346万円、奥さん132万円、児童手当(第一子)54万円、資産その2:1,188万円

この年に第二子が誕生します。次の年からこの様になります。

34歳 生活費414万円、旦那さん460万円、奥さん0円、児童手当(第一子:4歳)12万円、(第二子:1歳)18万円、資産その1:旦那さん392万円、奥さん132万円、児童手当(第一子)66万円、(第二子)18万円、資産その2:1,188万円

この年から第一子は幼稚園に通います。年間60万円。習い事12万円。このお金は生活水準が2人の時と同じでも年間72万年の出費は賄えません。30歳時点の生活費が378万円34歳位の生活費は414万円で差額36万円になります。後36万円足りません。幼稚園の費用を減らすか固定費を見直して月間3万円捻出するか、もしくは児童手当で半分賄うか。

35歳 生活費423万円、旦那さん470万円、奥さん0円、児童手当(第一子:5歳)12万円、(第二子:2歳)18万円、資産その1:旦那さん439万円、奥さん132万円、児童手当(第一子)78万円、(第二子)36万円、資産その2(1,188万円)

家族が増えると考えること

第二子が生まれて、家族四人になります。家も広くしたり、移動も自動車の方が楽になります。ここで大きな分岐点になります。今のまま、賃貸でもう少し広い部屋に引っ越すか、家やマンションを購入するか。実は、頭金は資産その2で準備しています。家の購入は現時点では問題ないと思います。ただ、もしご両親がご健在で資金的に裕福なら援助をしてもらうことも出来ます。節税の範囲内で。家の購入資金に1000万円までは贈与税はかかりません。これは特別な処置です。ですから、資産その2を使わないで家を購入することは可能になります。援助ができないなら、購入はじっくり考えましょう。焦る必要はありません。もし、今の部屋が手狭になれば引っ越しをした方が資金的には余裕ができます。そして、家賃を上げてほしいと大家さんが希望しても基本的に応じなくて良いです。賃貸契約は基本的に借りている側が優位になっています。

奥さんの働き方は自由にできる

そして、次のイベントは第一子が小学校に入学する時です。公立、私立問題です。これも両親から援助が非課税になる制度があります。そうなると、私立へ入学も視野には入ります。援助が受けられない場合は公立に進学します。そして、第二子も三年後には入学します。ここから、高校卒業か大学卒業まではお金がかかる時期になります。第二子が入学した時から奥さんもパートや正社員などで働く必要があります。実は、もう一つ収入を得る方法があります。それは、ブログや画像編集など自宅でできる仕事です。これなら、空いている時間で出来ます。うまくいけば事業化することも出来ます。

老後対策も考えよう

監督が考える老後対策の一つです。それは、配偶者控除などで収入に上限を設けていますが、厚生年金が受給できるなら、フルタイムで働くことも視野に入れても良いです。ただ、お子さんのこともあるので、時間の配分も考慮したほうが良いです。

入学以降の話は次回お伝えします。

それでは、また明日。

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