バブル到来

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

1992年にタイムスリップ

日経平均株価がバブル崩壊前の最高値を更新しようとしています。日本もバブル到来かと騒いでいます。現実はそんなにカンタンな事ではありません。1990年のバブルと程遠いことが今起きています。

バブル期は何が起きたのか

監督は20歳前後がバブル期になっていました。その時のことを思い出すと報道の全てが景気が良い話をしていました。大学生のアルバイトで良いものは家庭教師や塾講師です。他には、夜間の工場のアルバイトもアルバイト料は良かったです。結局時間が限られているので、人がしない時間のアルバイトがアルバイト料が良かったのです。その当時の学生は、お金がなかったです。その代わりに時間は沢山ありました。ただ、世の中は明るい雰囲気がありました。数年後に起きることは想像もしていませんでした。毎日、お金を使うことを考えているほど世の中にお金が溢れていました。

今のお金が余っているとは意味が違います。

銀行の金利は7%前後になり、住宅ローンの金利も高かったです。3,000万円のローンを組むと6,000万円返す必要がありました。この時期に大卒の初任給が20万円を超えた時期でした。企業も景気が良く人材を確保することに本当に苦労をしていました。人材がまだいたのです。理由は第二次ベビーブーム世代だからです。1991年までは、新卒の学生を企業は他の企業に行かれないために旅行や食事などで学生を拘束していました。ですが、92年になると状況は一変します。

バブルが崩壊し、就職氷河期がはじまる

バブル崩壊が始まります。最初に起きたことは、就職氷河期です。その当時の学生の多くは就職に苦労をします。前年のような就職活動では決まりません。大学の就職科やゼミの先生の力が発揮されました。監督は就職をしなかったので、分かりませんが友人は大変でした。そして、当時の友人で今も会う人は最初に就職した会社に今も勤めています。

バブルとは

土地の価格が上昇する事がベースになり、全ての融資の基準になっていました。特に立地が良い場所に住宅がある家の資産価値の上昇は今の比ではありません。JR沿線に住んでいた実家の1坪あたり100万円を超えていました。銀行は土地の価値が上がっているのでそれを担保に貸付をしていました。これは、日本中どこでも起きていた事です。この為、日本中の土地の価格が上昇していたのです。そして、『土地神話』という言葉が世の中に覆っていきます。誰もが土地が下がるとは思っていませんでした。その為、お金が勝手に増えていく事が起きていきます。今の資産形成とは違う方法です。先ほどの実家は自営業をしていました。商売が順調かは分かりませんが、土地の価格は上昇しています。資産形成ではなく土地の価格が上がるので銀行はお金を貸し出すのです。事業がうまくいっている訳ではありません。

なぜ銀行は貸し出していたのか

今では、理解できませんが当時の銀行は貸し出しの基準を下げていました。他行よりも多く貸し出すことを競っていました。そのため、担保は土地だけで貸し出しをしていたのです。泡(バブル)は日本中の土地の価値に起きていました。そして、弾けた時に日本中の資産が暴落します。価値がない事業主に土地の価値だけで貸し出しをしていたのでその価値が下がれば、損が発生します。これが、バブル前とバブルが弾けた時の日本で起きていた事です。

今とは違う

その当時の多くの企業は資金的にかなり余裕がありました。ビジネスモデルは土地の保有がベースになっています。多くの土地を保有することでその企業の価値が上がります。多くの土地を保有している企業は、大規模な工場を保有している企業です。例えば、高炉メーカー、自動車メーカーなどです。そして、豊富な資金を使って『メイドインジャパン』が世界を席巻します。これがバブル期の日本の姿です。内部留保などしません。政府は公共事業で景気をした支えします。建築業を中心に多くの雇用を生み出します。

30年後経ち

株価は同じような価格になりますが、内容はかなり違います。1990年のバブル崩壊前の日本の国債発行残高は160兆円ほどです。国家予算は66兆円ほどで、税収は58兆円です。企業は活気にあふれ年功序列や終身雇用を疑う人はその当時いませんでした。30年経った現在は全く違います。一つは、イノベーションを起こす企業がない事です。今でも日本で最大の企業はトヨタです。アメリカを見ると分かりますが、上位の企業の多くはGAFAMを代表とするIT企業です。日本で、IT企業は上位に行きません。古い体質が社会を硬直化しているからです。これは、社会の中で蔓延っている事実です。一部の超富裕層は資産を増やしていき、そのことに気がついた一部の人が富裕層になるために資産形成を初めています。そして、資産を増やす方法を知っており資産を増やしている人とそうでない人の間で格差が広がっていきます。

資産を作ることが裕福になる近道

資産を作るとは、多くは証券口座を持ち株式投資をしていく事と収支のコントロールをすることです。この行動ができる人が資産を作るスタートラインに立てます。行動をして人生を変えていきましょう。

今日の本です。『となりの億万長者』です。アメリカの億万長者がなぜ誕生しているのかわかる本です。それは、相続ではなく自分で作って行くものです。

それでは、また明日。

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