こんにちは。監督です。
FP2級の知識をベースに金融リテラシーの向上に貢献していきます。毎日朝7時に更新していきます。
今日のテーマは昨日の続きでインフレ対策のその後です。
昨日、紹介していましたインフレ対策は家計の見直しと同じです。もし物価上昇率が2%なら全体の収入を2%以上を目指します。ただ、額面ではあまり意味がないので手取りベースです。
可処分所得のおさらい
手取りとは可処分所得のことです。可処分所得は額面の収入から所得税と住民税と社会保障費と引いたものです。この金額がインフレの上昇率よりも増えていくことが大事になります。例えば年収300万円の人と700万円の人の可処分所得はどうなるでしょうか(2020年1月現在)。
年収300万円の場合
所得控除38万円
納税額236、600円
社会保険料411、400円
可処分所得は2、352、600円になります。
インフレの上昇分を補うには
この金額の2%はいくらになるでしょうか?47,052円です。わかりやすく5万円で計算するとこうなります。
年収が305万円とします。
納税額241、800円
社会保険料418、715円
可処分所得は2、390、025円になります。差額は37,425となります。これでは足りないです。約7万円が必要になります。実際は300万円の2%では足りません。
年収700万円の場合
納税額1、003、300円
社会保険料974、600円
可処分所得は5、022、100円になります。
この金額の2%は100、442円になります。5、122、542円が必要になります。年収で718万円必要になります。
納税額1、052、600円
社会保険料1、001、050円
可処分所得5、126、350円
数字がわかると方法が決まります
300万円の方は約7万円、700万円の方は18万円の増加が必要になります。金額がわかると出来ることがわかります。300万円の方は給料が7万円上げるか無税になる所得を約5万円を得る方法が必要です。無税とは雑所得のことです。年間で20万円以下なら無税になります。20万円以上の場合は確定申告が必要になります。メルカリやヤフオクなどで出品して売上が上がればその分が所得となります。家の中で必要がないものを販売して所得にすることです。例えば、年末に今年購入した本で読まないものをブックオフで買い取りして貰えば良いと思います。もし、メルカリなどで販売するなら送料を調べておきます。本ならメール便などを活用すれば安く済みます。
大掃除に販売しましょう(断捨離)
年末の大掃除にできると思います。不用品を販売して家計の足しにしましょう。もし、うまくいけば次は仕入れをして販売する方法もあります。いわゆる物販です。これはリスクが出ます。仕入れの金額と販売の金額の差が利益になります。20万円以下なら税金もかかりません。最初は小さい商売で良いと思います。20万円でも月に2万円以下になります。そして、軌道に乗れば事業化の視野にすれば良いと思います。売上が1000万円以下なら消費税の負担はありません。ただ、2023年10月からインボイス制度が開始となります。最初は気にしないで良いですが、税務署の一つの目安が300万円です。この金額になる前に一度、事業化を検討しましょう。個人事業主で良いと思います。そうなると青色申告ができるようになります。簿記で作成した帳簿で電子申請をすれば最大65万円控除となります。この控除を使って、投資をしていきます。そうなると先ほどのインフレの上昇率は関係なくなります。
このように考えると、方向性が見えていきます。これなら、自分の時間を切り売りする必要がなくなります。これは、大事で会社員ならわかりますが、正社員は時間を会社に提供しています。これが最初にしていることです。そして、経験を積み、顧客を増やしていきます。これも会社の財産です。個人の財産ではありません。ですが、先ほどの方法で個人のものを販売したり、仕入れをして物販をするのは、個人の力です。リスクはありますが、会社員で収入が保障されているなら家に帰ってから行っても良いと思います。
年収と資産家はあまり関係ない
年収が高い事と資産があることはあまり関係はありません。特に都市部に住んでいて、ビジネスマンなら尚更です。スーツや革の靴、鞄を数年置きに買い替えが必要になります。対策は体系が変わらなければスーツは綺麗に使えば数年間使えます。そして、数着持っていれば何年か置きに買い足せば良いのです。要は新しいものではなく綺麗に清潔感があれば問題がないということです。定期的にメンテナンスをすれば良いのです。あまり必要のない飲み会や付き合いなどは極力参加しないようすればお金は貯まっていきます。そして、自分の健康にお金を使いましょう。ジョギングやハイキング、登山など体を使って自然の中を歩くことことで心のリフレッシュが出来ます。これは自己投資になります。資格だけではなく健康に投資をしていくことが大事になります。頭のリフレッシュのために読書も大事になります。これも自己投資です。新聞もそうですが、活字を読んで脳を活性化しましょう。
それでは、また明日。
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