アメリカ人の本音(1部の人)

日本の部屋

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クリーブランド・クリフスCEO

日本製鉄のUSスチール、買収について再度買収の意欲があると表明し、記者会見で日本に対して持論を展開しました。もし、その内容が本心であり、アメリカ人の多くがその様に思っているのなら日本はアメリカとの関係を考える時期に来ていると感じる人も出てくる可能性は高いです。

クリフス、米最大手と連携 現地報道 USスチール買収に意欲 CEO「日本、中国より邪悪」

2025/01/15  日本経済新聞 朝刊  2ページ  1298文字  PDF  書誌情報

 【ニューヨーク=川上梓】米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスは13日、日本製鉄が買収計画を破棄した場合、USスチールを買収する意欲を示した。同日、米CNBCテレビはクリフスが米鉄鋼最大手で電炉メーカーのニューコアと提携し、USスチールを買収する可能性があると報じた。買い取り額は1株当たり30ドル台後半で、日鉄の買収計画(同55ドル)を下回る。
 CNBCによると、クリフスがUSスチールを全額現金で買収し、買収後にUSスチール傘下の電炉会社をニューコアに売却することを検討している。反トラスト法(独占禁止法)への抵触を回避するためとみられる。(中略)

 ゴンカルベス氏は13日の記者会見で、日本や日鉄に対する批判も繰り返した。「日本は中国より邪悪でひどい」と主張した。日鉄が過去に中国国有の宝武鋼鉄集団子会社の宝山鋼鉄と合弁会社を組んでいたことに触れ、「日鉄は中国に鉄鋼の過剰生産やダンピング(不当廉売)の方法を教えた」と批判した。日鉄は24年に宝鋼との合弁事業を解消している。
 クリフスや米政府が、中国や中国と関係のある日鉄を敵視するのは、中国からの輸入鋼材が米国の鉄鋼業を衰退させたとの考えに基づく。日鉄に対しても中国に近いとの懸念を示す。
 日鉄は1970年代に宝鋼へ近代製鉄技術を供与するなど中国との関係が深かった。ただ、競合として成長すると宝鋼と特許侵害で争うなど関係は一変した。
 24年の宝鋼との合弁事業の解消により日鉄の中国内での鋼材生産能力は7割減となった。日鉄の中国事業に対しては一部の米議員からも懸念の声が上がっていたが、同社は「高炉や電炉は中国になく事業は全て小規模だ」などと主張してきた。
 日鉄は14日、ゴンカルベス氏の発言などに対し、「偏った固定観念に固執し続けていると認識している。本買収における日本製鉄の計画の範囲と規模に匹敵し得ない」との声明を発表した。
 USスチールを巡っては日鉄による買収計画をバイデン大統領が3日に阻止した。これを受けて日鉄とUSスチールは、買収を巡る政治介入があったとしてバイデン氏らを提訴した

2025年1月15日日本経済新聞朝刊より 引用

現実は、このCEOが批判しても変わらない事です。日鉄が買収を取り下げないと次の交渉には、行きません。また、先程の記者会見も過激な部分を切り抜いているので全体的な内容がわからない点もあります。

問題の本質

クリーブランド・クリフスのCEOの苛立ちは、なぜUSスチールが我々を選ばないのかという点にあります。同じ、アメリカ人の企業で鉄鋼メーカーなら我々を選ぶのが当たり前だと思っている感じがするからです。ですが、選択権はUSスチールと日本製鉄にあるのです。この2社の利害関係は同じである為、共同で提訴をしているのです。この点に気がつかないとクリーブランド・クリスフ社は、淡い期待を持ちながら時間が経過する事になります。

強硬な態度をするば、引き下がると思ったのかは、分かりませんが記者会見の内容を見た多くの日本人は、失望しているでしょう。中国やロシアは、覇権主義だったがアメリカの保守層も同じだったと。なぜ、アメリカで白人の力が落ちているのか。その理由がわかる気がします。

白人の割合が減っていく

アメリカの白人の割合は減っています。今でも40%になるかどうかで将来的にはまだ減っていいます。この手の問題は、予測は難しくありません。移民がどれほど来るのかは予測は出来ない可能性はありますが、自然的に増えていく人口の推移を見れば人種の増減も予測可能です。アメリカでは、肌感覚で感じていると思います。その部分で、今回の会見は感情的な表現で日本製鉄を威嚇しながら、アメリカの世論を味方につけたい意図があるのだと思います。実際に効果があるのか疑問に感じます。このタイミングで1945年の事を持ち出しても共感は得難いと思います。

今回の会見からわかる事

ビジネスマンならこの様なことは起きる事はたくさんあります。普段の生活でもよく分からないが、自分と意見が違う人は多く存在します。その時に、感情的なっては解決にならないのです。反対に感情的になった人はその時点で相手にされません。相手にされない事と問題が解決されるかは別の問題ですが、誰が不利益を被るのかが問題になります。ビジネスでなければ会わないという選択肢があるので良いですが、仕事ではそうはいきません。最低限コミニュケーションは必要になります。その事を理解しながら、この様な人との対応をシュミレートすると有意義になります。

それでは、また明日。

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