アメリカの金融機関破綻を見て感じること

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こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報を発信しています。毎日朝7時に更新しています。

先日、アメリカから大きなニュースが発表されました。それはリーマンショック以降では大規模な金融機関の破綻です。一つはシリコンバレー銀行、もう一つはシルバーゲート銀行です。

何が起きたのか

シリコンバレー銀行の破綻の原因は、FRBによる金利上昇による債券の暴落による赤字とその穴埋めに失敗したためと言われています。ここで債券の特徴ですが、債券は金利が上昇すると債券価格は下がります。シーソーの関係になっています。アメリカでは、急激なインフレを抑えるためにFRBが金利を上げていることはご存知の方も多いと思います。シリコンバレー銀行はベンチャー企業に多く出資しています。そして、今のアメリカのIT企業の業績不振により借入ができなくなりシリコンバレー銀行から資金が引き上げられると憶測が起きて大量の資金の引き上げが起きた為です。

暗号資産に特化したシルバーゲート銀行は閉鎖をしました。そして、シリコンバレー銀行は閉鎖され、アメリカ預金保険公社の管理下に置かれ被預金者の資産を保護に動いている。

同じような事が日本で起きるのか

今の日本では預金者を保護する制度があります。これは金融機関が資金を出して保険の役割を果たしています。アメリカも同じことをしています。今回のようにIT企業向けに多くを出資し一定の役割を果たしていた事も事実です。業績が良い時は資金も豊富にありますが、今回の様に一度歯車が狂うと戻すことは難しくなります。

何を教訓とするか

金融機関が破綻をしないことはありません。日本でもバブル崩壊後やアジア発の通貨危機、リーマンショックなどで、金融システムが不安定になりました。多くの資産を保有し守るなら、分散をする必要があります。現金以外にも、株式や不動産、債権など分けます。それによって、今回の様な事態が起きても被害は少なくて済みます。

もう一つの対策

精神論ですが、慌てないことです。慌てることで冷静な判断が出来なくなり、パニックになります。この様な時は、何かを損切りする可能性があります。出来ればその損で事態が収束するように考え、早く処理することが大事になります。

まとめ

今回のことはアメリカで起きたことですが対岸の火事だと思わないで、もし自分の身に起きた時のことを考えましょう。同じ様なことが日本で起きてもしっかり対応ができる可能性があります。最後まで読んで頂きありがとうございます。内容が参考になりましたら『いいね』コメントをお願い致します。それでは、また明日。

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