なぜ、円高と株の乱高下が起きたのか

お金の部屋

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2024年7月30日の夕方

日本銀行の植田総裁が、短期金利の上げを発表しました。このことは市場としては意外だったためその後為替相場と株式市場は混乱を起こしています。7月31日はの円相場は152円でした。この記事を書いている8月6日の終値は144円です。約1週間で8円ほど円高になっています。日経平均株価は7月31日始値38,140円で8月6日の終値34,675円です。3500円ほど値下がりしました。8月5日は31,458が終値だったので6500円ほどの値下がりでした。

起きた理由は

市場が拒否反応を示した為です。日本の景気状況は決して良くはありません。円安で輸出企業が利益を上げる状況になっており、インバウンドで外国から観光客が日本にやってきて日本で消費をしています。ですが、実質賃金は6月は上がりましたが、それは賞与が関係しているので7月以降はマイナスになる可能性が高いです。

日銀が示した、金利を正常化することは非常に大事になりますが、何事もタイミングが大事になります。そして、市場関係者や国民がある程度理解をする必要があります。この二つが今回の日本銀行は足りていないです。上田総裁は学者出身なので自分の理論を実践したい可能性があります。日本銀行だけで理解を得られても、今回の発表は急で市場の反応は厳しいものになりました。

大きな問題

政府は新型NISAで『貯蓄から投資』の流れを進めたいが、今回の日経平均株価の乱高下と為替の急激な円高によってNISA口座で資産形成をしている人の資産は目減りをしています。そして、過去数回あった市場の大きなトラブルによって生まれた株式投資への拒否反応を植え付けてしまいました。監督も含めて多くの資産形成を発信している人は長期投資なので今回の株価や為替の混乱は大きな影響はないと発信しています。ですが、昨日の大幅な下げと今日の急激な上げによって利益を上げた投資家がいることも事実です。それは、信用取引で昨日のある時点で売りを決めます。仮に1000円で売りを決めます。値下がりをして今日の朝、買いに走ります。その差が利益になります。間違えれば赤字になりますが、その分のリスクヘッジができる資金を持っている人が売る手法です。プロの投資家がする方法です。当然、投資初心者はリスクがあって出来ません。この事実が、投資初心者が辞めてしまう理由にもなります。

このような原因を作った人は

今回の件もそうですが、日本の政治、金融は世界でもレベルが低いことが分かってしまいました。今回の株価の乱高下も為替もアメリカの景気指数が影響していると日本経済新聞では記事になっていますが、日本の経済の力があればこの様な事は起きません。そして一部のお金持ちが利益を上げて多くの国民は、投資から離れていきます。この原因を作ったのは、岸田首相と植田日銀総裁です。

辞めることが出来ない不運

他の国でもありましたが、その国の決定権がある人がその地位にいるとその組織は機能しなくなります。それは、企業も団体も同じです。実力がなかったり、弊害があるなら他の人に譲ることも大事にあります。今の世界はこの事例が多く存在します。問題は、後継者の能力がないと言われるかもしれませんが、その地位に相応しくなります。それは若いからです。

世代交代が出来ない国家や企業、団体は発展していきません。

それでは、また明日。

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