これからの老後問題

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

少子化、高齢化社会と問題は多いが

第二次ベビーブームの世代が60歳を迎えていく現実が見えてきます。この事実をどのように社会は感じるのか。そして、各個人がどの様に生きていくのか。それぞれの幸せは何か。大きなテーマです。生き方は人によって違います。10人10色で100人100色です。違って当たり前です。30年以上会社に勤めたり、自分で事業をしている人など多くのケースがあります。そのなか、二つのテーマを中心に考えていきます。それは、「老後のお金」と「仕事」です。

「老後のお金」

老後とは、それまで本業として働いていた企業を退職して収入の中心が年金になることです。年金の基本的な知識です。保険料を払っている全ての国民が受けられる老齢基礎年金とサラリーマンが受けられる老齢厚生年金が柱になります。この二つ以外に企業年金やiDeCoなどもあります。多くのサラリーマンのケースは老齢基礎年金と老齢厚生年金になります。平均的な年金額は二つ合わせて、14万円ほどになります。配偶者がいる場合は、専業主婦なら老齢基礎年金が受給され、正社員なら老齢厚生年金が入ります。専業主婦なら月に68,000円ほどで、厚生年金を合わせて10万円ほどになります。これが、老後のお金のベースになります。今の生活費と比べてどうでしょうか。

多いか変わらないか、少ないと感じるか。どれでしょうか。現役時代と違うのは賞与がないことです。年間で月給の3ヶ月から半年ほどの頂いている人もいます。この収入が年金は無くなります。大事なポイントは、老後になる前に賞与がない生活が出来る様に移行していく。

今の生活と老後の生活で急には変わりません。体力もあり、病気もしていないなら時間があるためアルバイトをしたり、家でできる趣味をしたり、夫婦で旅行をする人もいるでしょう。お孫さんがいればお世話をする人もいます。時間があると言うことがポイントです。お金がそれなりにあって、時間があると人は浪費をする傾向になります。それまでの苦労を労う意味もあり、贅沢をしたくなります。

「お金は使うと無くなります。」これは真実です。もう一つの真実は「寿命は誰にもわからない」ことです。年金がいつまで貰えるのかわからないのです。わからないことを考えても意味がありません。年金の制度で、繰り上げ支給と繰下げ支給のどちらが良いか問題も同じです。解っていることは480ヶ月保険料を払うと約800万円になります。約10年で支払った保険料が返ってきます。ですが、日本の年金制度は我々が今払っている保険料で受給している人の年金を賄っています。この制度の最大の特徴は、年金はその人がなくなるまで受給できる事です。たまに、払った保険料をそのまま欲しいと言われている人がいます。16,000円を40年間期待リターン5%で資産形成すると2,372万円になります。仮に4%で取り崩すと25年で無くなります・年間948,800円になります。60歳から85歳まで払われます。75歳以上でも普通に払われる年金とは別に20歳から長期投資をしていけば、年金と同じ様にお金が入ってきます。

今の制度を変えるよりも足していく考え方

収入の柱を増やしていく事が、大事になります。老後のお金の柱の中心は、年金になります。次は貯金です。これが、多くの人の老後のお金の事情です。ですが、NISA制度が大きく変わり長期投資で資産ができる可能性が出ています。15年間から20年間、資産形成ができれば1,000万円ほどの資産ができます。年間で4%で取り崩すと年間40万円になります。月に30,000円になります。光熱費ぐらいは賄えそうです。ですが、これでも不安感はあります。足りない分を貯金から取り崩すと精神的に追い詰められます。

ここで大事なことが収入の増やす事を考えていきます。

「仕事」

老後の仕事についてですが、現役のような働き方をする必要はありません。考える必要がある点があります。現役と「同じ会社で働く必要」があるのか。ここがポイントになります。

ケース①そのまま再雇用や現役と同じ待遇で働く場合。これは、働き方も現役と同じになります。問題は、職種によって違うという事です。自分が営業職なら定年は基本的にありません。自分次第ですが、収入も変わらないならそのまま働くことで年金を繰下げ支給出来ます。ただ、体力面と精神面が保たれるかがポイントです。

ケース②退職して再就職する。この場合は再就職先が取引先なのか、全く違う業界なのかによって収入は変わります。当然職種も変わればそれがストレスになる人もいます。取引先なら会社の表面的なことはわかります。実際に働きくと違うことは多くあるので注意は必要です。人手不足なので引き抜きは多いかもしれませんが、調べてからの方が良いと思います。

ケース③副業の延長線上やフリーで働く。これは、現役の時に月に数万円程度の収入を得るような副業をして、経験を積んで退職後に個人事業主になることで生活の自由度が増える方法です。この時に注意点は、現役時代である程度の顧客が必要になります。例えば、Webライターなら仕事を発注してもらえる取引先を数社必要です。収入と仕事量のバランスが出来れば数年間は収入を得ることができます。例えば60歳で定年になってそこから10年間の70歳までは個人事業主で働いて70歳で事業を売っていく。完全に働かないとボケるので、仕事は最小限にしていく方法もあります。このスタイルなら50歳半ばで副業を始めて5年ほどの経験を積んで60歳から働き方を変えることで人生は自由になります。そのための準備は必要です。

まとめ

老後の問題を2つのテーマで考えてみました。お金の基本は収入の柱を複数持つ。出来れば、年金と投資と収入と貯金の4本です。収入を得るには、今の仕事と老後の働き方を考える必要があります。定年まで働いて退職金をもらって年金までの5年間は収入が減っても慣れていく期間として収入に合わせた生活をしていく事も必要かもしれませんが大変だと思います。生活の満足度が下がっていきます。そうではなく、固定費を見直して自分の生活にあった状態に変えていく事が大事になります。そして、消費の優先順位を決めていき、予算化をしていきます。年間で予算を決めて収支を管理していきます。収入よりも支出が低ければ生活ができます。ただ、実際にこの生活が出来るには慣れるまで時間がかかります。

補足

60歳、70歳、80歳と節目の時に自分の終活を考える事が出てくると思います。その時に、自分の保有している資産を確かめます。自分の状況によって相続は変わっていきます。そして、自分の気持ちが大事になります。もし、引き継げる人がいない時は公共機関も含めて考えましょう。人生の終焉で財産があっても意味がありません。資産を作ることとと資産を使うことのバランスが大事になります。

今日のおすすめの本です。『Die With Zero』です。邦題が「ゼロでしね」ですが、財産が亡くなる時に多くても自分の人生の満足度が高いでしょうか。真似は出来ませんが、参考になる考え方です。

それでは、また明日。

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